「いつも使っているお部屋をきれいにして、気持ち良く新年を迎えられるようにしましょう。」
今日はそうお話して、エプロンをつけ、年末の大掃除を行いました。
テラスに出て、(あらかじめ汚れが目立つようにしておいた)机、椅子をみんなで見つけました。
「ほら見て、汚れていますね」「この雑巾で拭きますよ」と、実際にして見せると、
何をするのかが具体的に分かり、
自ら進んで汚れを拭きだしてくれました。
汚れた雑巾は、自分で水の中ですすぎ、両手でぎゅっと絞ることにも挑戦しました。
うまく絞りきれず、水がしたたることもありますが、
「こぼれたり、濡れたところはこの雑巾で拭けば良いですよ」と、
どのように対処したらよいのかも、合わせて伝えると、
とても安心して、何度も絞っていました。
失敗を恐れる必要なんて無いですもんね。
窓拭き(ガラス戸を洗う)にも挑戦しました。
霧吹きで水をかけ、水切りを使って汚れた水を落とします。
先生が、水切りで汚れを落とす様子に見入って思わず拍手をしたり、
霧吹きが気に入り、繰り返し何度も行ったり。
一つの活動でも、
『おもしろそう』
『やってみたい』
と感じ、惹きつけられる部分は一人ひとり様々で、
それが正に、その子の今の成長に必要な動きでもあるなぁと、いつも思います。
ほうきやちりとりを使って、『掃く』ことにも挑戦。
力加減に気を付けてほうきでごみを掃き、
お友だちとも協力してごみを捨てる姿もありました。
園長先生の植物の葉も、スポンジでそっと拭いてくれましたよ。
とてもやさしい手つきでした。
子どもたちは日常生活にある動きに、とても敏感です。
また、大人がやっていることは、
『なんでもできるようになりたい』
『やってみたい』
と心からどの子も思っていて、
それが『社会の一員』として、自分の存在を感じる一歩にもなると思っています。
たかがお手伝い。
されどそこには、とんでもなく子どもたちが成長できる要素が山盛りです!
ぜひお家でも、たくさんお掃除・お手伝いをできる場面を
作ってあげてください。
みんなのおかげでエンジェルくらぶのお部屋もピカピカになりました。
来年もこのきれいなお部屋で、楽しく過ごしましょう!